読了『砂の女』『密会』安部 公房 (著)


砂の女 (新潮文庫)
文庫 – 1981/2
安部 公房 (著)

読了日: 2015-05-24 ★★★★



密会 (1977年)
古書, 1977/12
安部 公房 (著)

読了日: 2015-05-24 ★★★★


次に何を読もうかと本棚を眺めていると、安部公房の『箱男』が目に入った。
函入りの『箱男 (1973年)』である。
Amazonで、2007年に購入した本だ。

これまでに読んだ安部公房の作品は『砂の女』のみであるが、それも20年も前のこと。
安部公房の世界観に慣らしてから挑戦した方が良さそうだと思い、「入門 安部ワールド」というサイトに”おすすめの順番”というのがあったので、『箱男』に挑む前に、この2冊を読むことにした。

砂の女』は、前回読んだ時の事はほとんど忘れていたので、新たな気分で読んでいたが、何度も脱出を試みる主人公の姿が気になり、どんどん読んでいった。

『密会』は、非常に妖しい世界観に満ちていたが、一気に読んでいった。
ただ、結末のところは妖しすぎて、ちょっと引いいてしまった感はある。

おすすめの3番目がこの程度なので、『箱男』の世界観を受け止められるのだろうかという思いだ。

箱男』はもうしばらく”積読”となりそうだ。