読了『広中平祐の数学教室―誰でも数学が好きになれる』広中 平祐 (著)


広中平祐の数学教室―誰でも数学が好きになれる (1980年)
古書, 1980/6
広中 平祐 (著)

読了日: 2015-05-23 ★★★★★

著者は、1970年にフィールズ賞を受賞した数学者。
1975年には文化勲章も受賞している。

本書は、『昭和53年4月から54年12月まで、サンケイ新聞婦人画に連載されたものを、補足加筆したものです。』とのこと。

久しぶりに数学の読み物を読んだが、サンケイ新聞にここまで高度な内容が掲載されたのかと少し驚いた。
素数フィボナッチ数列、黄金分割、円周率などはよく出てくる話題ではあるが、本書の最後では、ハウスドルフ次元についての説明がされている。
連載当時の読者の反応はどうだったのかが気になるところだ。

本書で初めて知った内容、知っていた解き方とは別のアプローチでの解き方なども書かれており、なかなか楽しく読むことができた。