『企画展 川端康成と東山魁夷―巨匠が愛した美の世界―』に行って来ました

島根県立美術館で開催中の
企画展 山陰放送開局60周年記念 川端康成と東山魁夷―巨匠が愛した美の世界―
に行って来た。




TV・ラジオのCMで、国宝の展示がされているということは知っていたが、それ以外にも、驚くものがたくさん展示されていた。


今回は、まず、チケットをローソンで購入。
当日券は、企画展・コレクション展セットが1,150円だが、ローソン(Lコード66079)で購入すると、900円で入手できた。

ローソンで購入したチケットを、美術館の受付カウンターで入館券に引き換えてもらう。

企画展会場に入る前に、手前の椅子席で、川端康成の特集番組約30分を見た。
企画展を見てからわかったことであるが、この番組は見ておいて正解だった。
ここでは、以前にニュースにもなった、新たに見つかった川端康成のカラー映像も放映されていた。
川端康成の激レア映像発掘 テレビCM用の素材か(朝日新聞デジタル)

展示の中で、私が注目したものを箇条書きにしてみると、

文化勲章
ノーベル文学賞メダル
ノーベル文学賞賞状
川端康成愛用の品
川端康成愛用の筆
東山魁夷の絵画 多数
土偶「女子」 ハート型の顔の土偶
・埴輪「乙女頭部」 穏やかな顔だけれども、眼の奥をじっと見ると、引き込まれるようで、ちょっとぞっとした
・女の手(オーギュスト・ロダン) 文鎮代わりに使っていたらしい
・【国宝】十便図(池大雅) 眺便(10枚の内1枚を展示) 4日ごと位で入れ替えられていた
・【国宝】十宜図(与謝蕪村) 宜雨(10枚の内1枚を展示) 4日ごと位で入れ替えられていた
 ※十便十宜(ウィキペディア)
 ※会場入口に置いてある「島美新聞」には、35mmx35mmくらいのサイズで、すべての図が掲載されている。
・【国宝】凍雲篩雪(とううんしせつ)図(浦上玉堂)
東山魁夷の収集品
 石碑断片、彩色板絵(エジプト!)
 梨型細瓶、銀化丸押型盌(ローマ!) ガラス製で綺麗
 北大路魯山人の作品
・黒田辰秋(漆芸家、木工家)の作品
草間彌生の作品 20代の時の作品!
川端康成に宛てた作家の書簡 もちろん自筆
 菊池寛谷崎潤一郎、横山利一、林芙美子坂口安吾岡本かの子太宰治三島由紀夫瀬戸内寂聴
東山魁夷の絵画 多数
などなど

これはぜひ出かけて見られた方がよいですね。
美術部の中学生らしき男女の生徒が先生と一緒に来ていた。
こんな展示会が見られるというのは幸せだと思う。

なお、10日(日)が最終日。
今週末まで。

また、リメンハ゛ーしまねの企画で、「現代版十便十宜図」というものがあったようだ。
すっかり見落としていた。
「現代版十便十宜図」が島根県立美術館で展示中ですっ☆
受付カウントー横で展示されている。

閉館まであと1時間。
ここからコレクション展を見に、2階へ。

5つの展示室があるのだが、以下を選択。
第1室「日本画、洋画、西洋絵画」
 小泉清の作品をじっくり見る。小泉清はラフカディオ・ハーンの4番めの子である。
 別の画家の作品で、3mx3mくらいのキャンバス一面に水玉が描かれたものがあった。いまにも、水玉が下に落ちてきそうな立体感。
第3室「松平不昧と出雲の茶の湯」 棗、椀、花入れ、水指などを見る。
第4室「写真と文学」 奈良原一高の最初のコーナーは、今話題の軍艦島の白黒写真。またゆっくり見たいところだ。
第5室「動物まみれ前編」 作品内に動物(虫・鳥・魚)が描かれている作品の展示。

以上でほぼ閉館時間となった。
毎回、コレクション展は駆け足になってしまう。
もう少し余裕を持って計画したいが、余裕があると、企画展で時間を使ってしまうんだろう。


次回の企画展は
企画展 招き猫亭コレクション 猫まみれ
わお、こっこれは。
ミュージアム・パスポートを買って、何度も見た方が良さそうだ。

関連イベントの
猫のたまり場 〜みんなが撮った猫写真を募集!美術館ロビーの特設パネルで掲示します〜
で写真を募集しているとのこと。

フェイスブックもあります。
「猫まみれ」 Facebook開設しました!

なお、5月31日(日)は、
ミュージアムフェスティバル2015 〜あっちもこっちも猫・ネコ・ねこ!〜
観覧無料・イベント満載だそうです。