オープンソースカンファレンス

オープンソースに関する最新情報の提供」する、オープンソースカンファレンスに参加。
オープンソースカンファレンス2010 Shimane
http://www.ospn.jp/osc2010-shimane/

3会場で並行してセミナーが開催され、私は次のセミナーを選択した。
どのセミナーからも良い刺激となった。


●アジアにおけるオープンソース活用
 講師:島根大学 野田 哲夫、韓国・徳成女子大學校 李 尚黙(Yi Sang Mook)
野田哲夫氏

まず野田さんが、前日、島根大学で行われた特別セミナーの内容である、中国、ベトナム、ヨーロッパでのオープンソース事情をまとめて報告され、引き続いて、李さんが韓国でのオープンソース事情を報告された。
島根大学特別セミナー「Open Source Policy and Promotion of IT Industries in East Asia」
http://www.ospn.jp/osc2010-shimane/modules/eguide/event.php?eid=2


OSSを活用した実践的情報技術教育の実施と評価
 講師:飯尾 淳(株式会社三菱総合研究所 主任研究員)ほか
飯尾淳氏

OSSモデルカリキュラムの紹介などがあった。
大変興味深い。
情報処理推進機構:オープンソフトウェア:OSS人材育成
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/seika_1005.html


クラウドとは何か【飲食可セミナー】
 講師:宮原 徹(日本仮想化技術 代表取締役社長兼CEO)
宮原徹氏

わかりやすい解説であった。
日本仮想化技術株式会社
http://virtualtech.jp/


Rubyで地域振興シンポジウム
 講師:杉原 健司(しまねOSS協議会)ほか
杉原氏
杉原健司氏

佐藤氏(左)と中島氏
佐藤氏と中島氏

ゲストスピーカーとして、中島氏(福岡県庁)、佐藤氏(まちづくり三鷹)がそれぞれの取り組みを紹介。
福岡Rubyビジネス拠点推進会議
http://www.f-ruby.com/

Ruby言語による図書館システム//塩尻モデル開発へ
http://www.mitaka.ne.jp/corporate/press/press17.html



自治体サイト向けオープンソースCMS Joruriのご紹介
 講師:貴田 秀資(株式会社アイ・ディ・エス
貴田秀資氏

ホームページ
http://joruri.org/

実際にパソコンの操作をして、サイト構築のデモも実施された。
ダウンロードしてインストールするだけで、デモのサイトが作成できるそうだ。
オンラインデモ
http://joruri.org/download/onlinedemo.html

今回のセミナーはUSTREAMで中継されていたのであるが、質問コーナーのときに、Twitterで質問が投稿されたのに驚いた。
Twitter
http://twitter.com/search?q=%23osc10sm


●展示見学
協賛企業の展示を見る。

「日本Androidの会」のブースで、スマートフォンGALAXY Tab」を触ることができた。
GALAXY Tab
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/smart_phone/sc01c/index.html

私にとってはちょうど良いサイズ。欲しいなあ。

「しまねOSS協議会」のブースには、全国高等専門学校プログラミングコンテストで、文部科学大臣賞・最優秀賞を受賞した、松江高専の「べらぐる−VariousLanguagesGourmet−」が展示されていた。
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全国高等専門学校プログラミングコンテスト
http://www.procon.gr.jp/


OpenStreetMapの近況と公共セクターでの利用
 講師:higa4(OpenStreetMap Japan)
higa4氏

自由に使える地図をみんなで作る活動。
YoutubeにもOpenStreetMap紹介のビデオがあった。

OpenStreetMap#01 入門
http://www.youtube.com/watch?v=bydRZKIFZ94

参加している人は世界で30万人。しかし、日本は600人(アクティブメンバーは300人)という状況とのこと。
私としては、ぜひ参加したい活動であると感じた。
すぐにでも始められそうである。
セミナーの資料はこちら
セミナー資料
http://bit.ly/9adqyN


●やりたい放題Android
 講師:杉本 礼彦(日本Androidの会 関西支部長)
杉本礼彦氏

杉本さんがAndroidに関わってこられた経緯を紹介された。
杉本さん曰く、「現在はインターネットの初期の状況に似ている。いろんなことをヤリタイ放題できる時期だ。」
杉本さんの頭の中にある「妄想」のいくつかを披露されていた。いつかは構想に変わるだろうとのこと。


●ライトニングトーク
 司会: 小数賀 崇(合同会社島根OSS研究所)
今回の発表者は6名。持ち時間5分のプレゼンテーション。
5分経ったら銅鑼が鳴るのがOSCでのお約束らしい。
銅鑼を鳴らす「ドラガール」として、伊勢宮からアイさんが呼ばれていた。
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発表者6人はそれぞれに個性が出ていて、とても楽しませてもらった。


●閉会式
 じゃんけん大会
 閉会挨拶:きむら しのぶ(しまねOSS協議会)

来年もOSC Shimaneを開催する予定にして、一本締めではなく、「だんだん締め」で締める。「だんだん締め」というのは初めて知ったが、2度手をたたくときに「だんだん」と言うものであった。今度、機会があれば使ってみよう。


会場であった松江テルサでは、飾られたイルミネーションがきれいであった。
イルミネーション@松江テルサ